掃除したつもりが白い拭き取り跡が残ってよけいに液晶画面が汚れてしまうことってありますよね。
この「白い拭き取り跡」は、とにかく厄介。
除去しようと、あの手この手で色々試しましたが余計に広がっていくばかりで全然きれいになりません。
半ば諦めかけていた僕ですが、2年越しでやっと除去する方法を見つけました。
この記事は、こんな人のお役に立てる記事です。
何をやってもとれない白い拭き取り跡の除去方法を教えて!
ノングレア液晶に「白い拭き取り跡」を残さず掃除する方法
パソコンやテレビの液晶画面は大きく分けて2つに分類されますよね。
表面がサラサラしていて反射がない【ノングレア液晶】、表面がツルツルしていて反射のある【グレア液晶】。
拭き取り跡が残りやすく、お掃除が厄介なのはノングレア液晶です。
この記事内では、厄介者の「ノングレア液晶」に白い拭き跡を残さず掃除をする方法を紹介しています。
まずは、現状の液晶画面の様子を見てください。
液晶画面内に、はっきりと白い拭き取り跡が残ってしまっていますよね。
画像の通り、しっかりと専用品を使ったにもかかわらず、きれいになるどころか余計に白い拭き取り跡を広げる結果となってしまいました。
液晶クリーナーは、光沢のあるグレア液晶には効果絶大です。
画面がきれいになるのはもちろん、静電防止効果でホコリを寄せ付けなくなります。
で、今回の紹介する方法を試した結果がこれ。
見ての通り、まるで新品のようなきれいさを取り戻すことができました。
やっぱり画面がきれいな状態は気持ちがいいですね。
2年間何をやっても駄目だった白い拭き取り跡が除去できて、とてもいい気分です。
ノングレア液晶の掃除には「精製水」×「マイクロファイバークロス」がおすすめ
今回、白い拭き跡を残さずに液晶の汚れを落としてくれたは、「精製水」×「マイクロファイバークロス」の組み合わせでした。
というわけで、掃除の手順を詳しく解説していきます。
白い拭き跡を残さずに液晶画面をピカピカにする手順【コツと注意点あり】
ノングレア液晶をきれいにする手順は3つ。
掃除手順
- 液晶画面に付着しているホコリを取る
- 精製水を染み込ませたマイクロファイバークロスで汚れを拭き取る
- 乾いたマイクロファイバークロスで仕上げる
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1液晶画面に付着しているホコリを取る
まずは、液晶画面に付着しているホコリを取り除きます。
専用のクリーニングブラシを使用すると、簡単にホコリを除去できて楽ちんです。
クリーニングブラシを持ってない場合は、マイクロファイバークロスで軽く拭くだけでも大丈夫です。
ティッシュやハンディモップ等は使わないでください。
画面に傷や汚れがよけいに付着します。
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2精製水を染み込ませたマイクロファイバークロスで汚れを拭き取る
マイクロファイバークロスに精製水を染み込ませ、画面の汚れを拭き取ります。
スプレーボトルなどを利用すると、精製水の出過ぎを抑えて適量の調整ができますので便利です。
精製水は必ずマイクロファイバークロス側に使用します。
故障の原因になるので、液晶画面に直接精製水をかけるのは絶対にやめて下さい。
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3乾いたマイクロファイバークロスで仕上げる
最後にうっすらと残った拭き跡を、乾いたマイクロファイバークロスで拭き取れば終了です。
白い拭き取り跡のない、きれいな画面になりました。
常備しておきたい!今回使用したグッズの詳しい説明
今回ノングレア液晶の掃除に使用したグッズは以下の通り。
- 精製水
- マイクロファイバークロス
- クリーニングブラシ
- スプレーボトル
実はこれらのグッズ、何でもいいというわけではありません。
「ノングレア液晶」の掃除に最適なそれぞれのアイテムの選び方を紹介します。
精製水
精製水は、言い換えればただの水。
でも、水道の水は液晶画面の掃除には向いてないんです。
というのも、水道水には塩素やミネラルやカルシウムなどの不純物がたくさん含まれています。
飲み水としては有益なこれらの物質も、掃除に使おうとすると不向きなんです。
こういった不純物を完全に取り除いたものが精製水。
精製水は、コンタクトレンズの洗浄や医療機器、工業機器などの精密機器の洗浄などに使われています。
ちなみに精製水を購入するなら、ドラッグストアがベスト。
500mlの大容量で、100円前後で購入できます。
通販でも購入することは可能ですが、なぜかめちゃめちゃ高いんですよね。
マイクロファイバークロス
マイクロファイバークロスって、大きく分類して2種類ありますよね。
表面がモコモコしているタイプと、凹凸がないタイプ。
両方使用してみましたが、凹凸がないタイプの方がより白い拭き取り跡を残さずに汚れを落とすことができました。
ちなみに、厚手のものがベストです。
僕は、パソコン用品専門メーカーの「サンワサプライ」のマイクロファイバークロスを利用しています。
しっかりとした厚みが合って拭き取りやすく、洗濯して何度も使えるのでコスパも問題なし。
2枚用意しておくと、水拭き用と乾拭き用で使い分けられるので便利です。
ちなみに通販で爆発的な人気を誇るマイクロファイバークロス「東レのトレシー」は、液晶クリーニングには不向きでした。
素材がかなり薄手なので、以下の点で不便に感じました。
- 水分を含みにくい
- 掃除中に爪などで画面を傷つけてしまいそう
ちなみにトレシーは、メガネの汚れ取りやスマホ画面のクリーニングには最高です。
軽く拭いただけで、めちゃくちゃピッカピカになります。
クリーニングブラシ
クリーニングブラシはなくても大丈夫ですが、あるとすごく便利です。
今回のような念入りな掃除はもちろん、普段から液晶画面やキーボードなどをサッと簡単にきれいにすることができます。
通販で販売されているこちらの商品が、価格も安い上に高性能で人気です。
ディスプレイ掃除用ではないハンディモップなどの使用は、おすすめしません。
というのも、ハンディモップには絡めとったホコリを逃がさないために「吸着剤」という薬剤が使われている場合があります。
この吸着剤の主な成分は油。
液晶画面やガラスなどに使用すると、油分でよけいに汚してしまったりシミをつけてしまうことがあります。
スプレーボトル
掃除する度に精製水のボトルを用意するのは面倒ですよね。
こういったスプレーボトルに精製水を入れておくと、持ち運びも楽で適量の調整も簡単です。
空のスプレボトルは、ダイソーやセリアなどの100均で手に入ります。
写真はアルコール対応のものですが、精製水にはアルコールは含まれていませんのでどれを購入してもOKです。
【注意】液晶画面の掃除に絶対に使ってはいけないもの
以下の物は液晶画面の掃除には使わないようにして下さい。
- ハンディモップ
モップに含まれる吸着剤成分が、よけいに画面を汚してしまう可能性があります。
- アルコール入りのもの
掃除用品として人気の「無水エタノール」や「パストリーゼ77」。
これらのアルコールを含むものは、画面のコーティングを剥がしてしまう恐れがあります。
- 中性洗剤
キッチン用の中性洗剤も、液晶画面のコーティングを剥がしてしまう恐れがあります。
- 住宅用洗剤
家中なんにでも使えそうな「マイペット」なども液晶画面の掃除には使えません。
- ガラスクリーナー
ガラスクリーナーの中には、研磨剤などを含んでいるものも多く液晶画面の掃除には使えません。
- ティッシュやキッチンペーパー
一見柔らかそうに見えるこれらの素材も、液晶画面の掃除には向いていません。
ゴワゴワの断面で液晶画面に細かな傷をつけてしまう恐れがあります。
まとめ:正しく掃除して購入時のピカピカな画面を取り戻そう
まるで新品のようなピカピカの液晶画面は、とても気持ちが良いものです。
取れない「白く残った拭き取り跡」に困っている人は、ぜひ紹介した方法を試してみて下さい。
ちなみに、僕が使用してるモニターはHP(ヒューレットパッカード)のものです。
ベゼルがスリムでシンプルな見た目が気に入っています。