「抗菌・防カビ・除菌」効果のあるパストリーゼを使って、エアコンのカビ臭対策をしてみました。
期待していた以上の効果が出て、個人的には大満足です。
こんな人のお役に立てる記事です。
部屋に臭いもこもるし、こんなんじゃ人も呼べない・・。
これって、自分でなんとか対策できないの?
パストリーゼで対策をしたらエアコンのカビ臭を抑えられた
結論から言うと、パストリーゼを使うことで不快なエアコンのカビ臭を抑えることに成功しました。
ですが、完全に臭いがしなくなったわけではありません。
ただし、以前の状態に比べれば完全に許容範囲!不快感はそれほど感じなくなりました。
で、今回使用したのがこれ。
パストリーゼ77は、「知る人ぞ知る」有名なスプレーですよね。
ちなみに今回エアコンのカビ臭対策にパストリーゼを選んだ理由がこれ。
除菌に防カビに防臭、さらに長時間細菌の増殖の抑制・・。
まさに今回の用途にピッタリの効果です!
こちらの10年物のエアコンのカビ臭対策をします
パストリーゼを使って今回カビ臭対策をするエアコンがこれ。
ぱっと見はきれいに見えますが、すでに利用して10年以上が経つエアコンです。
これまでに合計で2回、直近では3年前に専門業者に依頼してエアコンのクリーニングを行いました。
3年も期間が空いているので、本来はまたクリーニングを依頼したいところですが、予算の関係で今回は自分で対策をします。
ちなみにエアコン内部はこんな感じ。
ばっちりカビが繁殖していますね(+_+)
特に臭いが酷いのは付け始めの30分。
部屋にいるのも嫌になるぐらい不快な臭いがしてきます。
パストリーゼでエアコンのカビ臭対策をする方法と注意点
早速ですが、今回パストリーゼを使って行ったエアコンのカビ臭対策の方法を紹介していきます。
掃除時の注意点も紹介していますので参考にしてください。
ここでの対策方法は、メーカーの推奨する方法ではありません。
行う際は自己責任でお願いします。
カビ対策の手順
- 本体表面を掃除
- フィルターの掃除
- 本体内部の掃除
- 乾燥
step
1本体表面を掃除
掃除を始める前に、念のために電源プラグは外しておきます。
本体表面の汚れはカビ臭とは直接関係なさそうですが、ものはついでです。
ちなみに本体表面の掃除には、パストリーゼは使用せず中性洗剤(台所用)を使用しました。
中性洗剤を使用した理由
汚れがあまり酷くなく、取扱説明書でも推奨されていたから。
step
2フィルターの掃除
続いて行ったのがフィルターの掃除。
フィルターは定期的に掃除しているので、それほど汚れていません。
ですが、念には念を!ということで洗剤(中性洗剤)を使って水洗いをします。
ここでの注意点は、ブラシ(歯ブラシなど)を使ってゴシゴシとフィルターを洗わないこと。
ブラシなどを使用すると、フィルターの網目が崩れてしまう可能性があります。
僕は、スポンジを使用して優しくこすり洗いしました。
洗い終わったフィルターは、風通しの良い所などに置いて完全に乾かします。
完全に水分がなくなったら、全体にパストリーゼをスプレーしさらに乾かします。
step
3本体内部の掃除
いよいよ本番、エアコン内部のカビを除去していきます。
ここで使用したのは、こちらの自作道具。
割りばしに、ウエスを巻き付けてあります。
ティッシュなどでも可能ですが、すぐにボロボロになってしまうので布やウエスがおすすめです。
ウエスは自宅に一つ置いておくとすごく便利です。
使い捨てができて耐久性もあるので、拭き掃除の際にめちゃくちゃ役立ちます。
ウエスにパストリーゼをしっかりと染み込ませ、エアコン内部やルーバー、風向き調整用の羽根などを一つ一つ丁寧に拭き掃除していきます。
ウエスが真っ黒になるほどのカビが除去できました。
目に見える部分のカビ除去が終わったら、防カビ・防臭の為にアルミフィンと吹き出し口にパストリーゼをスプレーします。
僕の場合は、合計で15プッシュ分くらいをスプレーしました。
スプレーする際には、なるべく向かって右側部分にはスプレーしないように注意してください。
この部分は基板や電装部品などが集約している箇所に近いため、スプレーがかかると故障の原因になることがあります。
step
4乾燥
すべての掃除が終了したら、本体のフタを空けたまま30分ほど乾燥させます。
30分経ったら電源プラグ、フィルターを元に戻して終了です。
ビフォー | アフター |
※画像はクリックで拡大できます。
アルミフィンってパストリーゼをスプレーして大丈夫?
こういった洗剤を金属部分にスプレーするのって心配ですよね。
万が一「酸性」の液体を金属にスプレーしてしまうと、化学変化によって金属が腐食したり錆びたりしてしまいます。
公式サイトでの使用用途を見る限り、金属への使用は問題なさそうな気はしますが、それでもちょっと心配です。
ちなみに、パストリーゼ本体や公式サイトには「液性」についての表記はありませんでした。
カビ臭を除去するつもりがエアコンを壊してしまったら大変なので、色々と調べてみました。
こちらの説明(公式サイトではない)を見る限り、どうやらパストリーゼは中性のようです。
水と同じ「中性」であれば、安心して金属にも使用できますね。
ちなみPH試験紙(リトマス試験紙)を使って、実際にパストリーゼの液性を調べたこちらのサイトも大変参考になりました。
ただし、使用するときはあくまでも自己責任でお願いしますね。
エアコン内部にカビを発生させないための予防策
せっかく除去したカビも、対策を怠ればすぐにまた繁殖を繰り返してしまいます。
というわけで、簡単にできるカビ対策を3つ紹介します。
3つのエアコンカビ対策
- 送風運転
- 内部クリーン
- 定期的にカビ防止スプレー
① 送風運転
エアコンの構造上、冷房・除湿時にはエアコン内部には水が大量に発生します。
このエアコン内部に溜まった水分が、まさにカビの原因になっているというわけですね。
というわけで、エアコン(冷房・除湿)を使った後は、送風運転をしてエアコン内部を乾燥させます。
リモコンの送風ボタンを押してタイマーで30分~1時間程度送風をすれば十分のはずです。
ちなみにここ最近のエアコンは、冷房・除湿を切ると自動的に送風運転でエアコン内部を乾燥する機能がついていますね。
エアコンに送風ボタンがない場合は、設定温度を最高にして冷房運転すれば送風運転になります。
※参考元:三菱エアコンQ&Aより
② 内部クリーン
エアコンによっては「内部クリーン」機能というものがついています。
この内部クリーン機能の役目が、まさにカビ対策。
※参考元:ダイキンエアコンQ&Aより
エアコン内部を乾燥させ、カビや雑菌の繁殖を防ぐ専用の機能です。
③ 定期的にカビ防止スプレー
エアコン内部や吹き出し口、フィルターなどに定期的にカビ防止スプレーを吹きかけます。
ただし、エアコンを痛めないために液性は「中性」もの、もしくは専用品がおすすめです。
エアコンのカビ臭対策専用グッズ【口コミの良いものを厳選】
今回僕は、エアコンのカビ臭対策にパストリーゼを使用しました。
ですが、人によっては「しっかりとした専用品」が欲しいという方もいらっしゃいますよね。
というわけで、エアコンのカビ臭専用の対策グッズの中から口コミの良いものを紹介します。
エアコンカビトルデス
- Amazonでの評価を見てみる(155)
こちらは「防カビ」だけでなく、カビを取り除く「除カビ」までついた専用品。
もちろん嫌な臭いを防いでくれる防臭効果も!
さらに、エアコンだけでなく空気清浄機、加湿器、浴室乾燥機、除湿器などにも幅広く使用できます。
コスパもよく、1本でエアコン約30台分に使用できます。
数年に1回はエアコンクリーニングがベスト
エアコンクリーニングははっきり言って高いですよね。
1台掃除してもらうだけで1万円~2万円て・・確かにちょっと躊躇してしまいます。
ただし、掃除後のエアコンはまるで新品当時の快適さ、きれいさを取り戻すことができます。
というわけで、我が家では3年に一度くらいの周期で専門業者にエアコンをクリーニングしてもらっています。
1度でもエアコンクリーニングを利用したことがある人ならわかると思いますが、業者のエアコンクリーニングは本当に凄いです。
僕は、その技術に見とれてしまって作業をずっと見ていましたが、とても素人でできるレベルの掃除ではないですね。
高圧洗浄機を使ってアルミフィン内部の汚れもごっそり掻きだしてくれます。
5年間クリーニングしなかったリビングのエアコンをお願いした時には、ドン引きしてしまうレベルの汚れでした。
グロ画像注意!
リビングのエアコンは、キッチンから出た油も吸っているので特にヤバいですね・・(+_+)
ちなみにこれまでに3社のエアコンコリーニングを利用してきましたが、個人的にはお掃除本舗がお気に入りです。
理由は、手際の良さとお掃除の丁寧さですね。
毎回依頼した後には、「頼んでよかった」という気持ちにしてくれます。
ただし、料金は他業者より若干ですが高めですけどね・・。
まとめ:エアコンクリーニング→予防の流れがベスト
今回僕は、予算の関係から自分でエアコンのカビ対策をしました。
結果的には不快なカビ臭を許容範囲にまで抑えることができました。
ただし、手の届かないエアコン内部はまだカビでビッシリのはずです。
というわけで、臭いの原因であるカビを徹底的に除去するなら、やっぱりプロの力を借りなければ無理ですね。
ベストなのは、プロにエアコンをクリーニングしてもらってなるべくそのきれいな状態を長く保つことです。
我が家も来年はクリーニング業者にお願いしようと思っています。
記事本文中でも何度も書きましたが、ここで紹介している方法はメーカー推奨の掃除方法ではありません。
同じ方法で掃除をするときは、あくまでも自己責任でお願いします。