石油ストーブの「つけ始め」「消火直後」のイヤな臭いの発生を解決する記事です。
状況に応じて使える、2つの対処方法を紹介します。
紹介するのは、石油ストーブそのもののにおいを解決する記事ではありません。
長年の使用やメンテナンス不足等により発生するようになってしまった臭いを軽減させる方法です。
こんな人のお役に立てる記事です。
以前まではこんなことなかったはずなのに・・。
これって、何が原因?解決策は?
【石油ストーブ】つけ始めと消火直後のにおいが臭い
こちら、我が家で活躍しているコロナの石油ストーブ。
石油ストーブって、遠赤外線の効果で体の芯からポカポカになるんですよね。
電気を必要とせず、停電時などでも使用できるのもポイントです。
真冬でも、ストーブのある部屋なら薄着で過ごせるくらい。
でも最近、お気に入りだったはずの石油ストーブをあまり使わなくなってしまったんだ。
その理由がこれ。
石油ストーブのにおいがキツく、使用時は換気※が必須になってしまったんですよね。
元々1時間に1~2回の換気は必要ですが、そうでなく「においがキツくての換気」が必要になってしまいました。
詳しくは、以下の通りです。
石油ストーブの使用回数が減った理由
- ストーブのつけ始めと消火直後のにおいがキツイ
・部屋ににおいが充満してしまうので、つけ始め・消火直後は毎回15分くらい換気をしている
・使用後にも換気が必須なので、就寝前などに部屋を暖められない - スピード消火を使用していないのに臭う
・スピード消火(緊急時の消火方法でにおいがキツイ)は使わず、ニオイカット消化をしているのに臭う 画像で確認
でもそれをしないと、髪の毛や服、布製品にもにおいがこびりつくんだよねぇ。
せっかく暖まった部屋も換気で極寒に逆戻りだからね。
というわけで、最近は石油ストーブを使わずエアコンを使用する機会が増えてきていました。
が、ここにきて【においの原因と対処法】を発見。
早速試してみたら、換気が不要なほどにおいを軽減することができました。
石油ストーブなので1時間に1~2回の換気は必要ですが、においを充満させないための換気は不要に。
消火時に部屋の空気の全入れ替えをせずに済むようになり、就寝前にも石油ストーブを使えるようになりました。
においの原因は不純物の蓄積だった
取説で確認すると、芯に蓄積した不純物がにおいの原因となるようです。
で、その不純物が蓄積してしまう原因となるのが、昨シーズンから持ち越した灯油。
いわゆる「変質灯油」と呼ばれるものですね。
毎年、去年の残りの灯油をそのまま使っていたよ。
というわけで、取説に記載の対処法を実施。
以前の芯の状態 | 対処法実施後の芯の状態 |
画像はクリックで拡大できます
臭いの原因となっていた不純物が芯から取り除かれ、嫌なにおいが大幅に軽減されました。
今後は、寒いなか窓全開で空気の入れ替えをせずに済みそうです。
芯に付着した不純物を取り除く、から焼きクリーニング
から焼きクリーニングを行うことで、芯に付着した不純物を除去することができます。
取説に記載の手順で、実際に行ってみました。
手順
- 空のタンクをセット
- 点火操作
- 火力が小さくなるまで放置、自然消火
- 消火したら芯を下げる
step
1空のタンクをセット
灯油を抜いた空のタンクを本体にセット
石油ストーブの作り上、タンクをセットしないと点火を行うことができません。
芯の手入れ時は点火作業が必要になるため、空の状態でもタンクをセットする必要があります。
step
2点火操作
いつも通りの手順で点火
芯のから焼き作業は、必ず屋内で行います。
屋外等でストーブに風が当たると、異常燃焼などの原因となり大変危険です。
また、から焼き中はキツイにおいが発生するので、十分に換気を行いながら作業します。
step
3火力が小さくなるまで放置、自然消火
このまましばらく放置
灯油がなくなり火力が小さくなってきたら、芯を最大まで上げる
参考までに、作業時にかかった時間を書いておくね。
火力が小さくなるまで | 燃焼開始から40分後くらい |
芯を最大まで上げ、自然消火されるまで | 炎が小さくなってから30分後くらい |
灯油タンク内の灯油だけを抜いて作業を行った場合の目安です。
本体内に残った灯油も抜いた状態で作業をした場合は、さらに時間を短縮することができます。
step
4消火したら芯を下げる
完全に消化したら、芯を下げて終了
から焼き後はすぐに点火しない
から焼きメンテナンス後は、使い始める前に以下の手順が必要です。
①給油タンクに灯油を入れ本体にセット | ②セット後、20分以上待つ |
画像はクリックで拡大できます
時間をおいて芯に灯油を染み込ませ、吸い上げ不足が起きるのを防ぐ必要があるんだ。
から焼きでも解決しない場合は芯の交換がおすすめ
取説にも記載されていますが、以下の条件に当てはまる場合は「芯の交換」がおすすめです。
替え芯交換の目安
- 芯の手入れを行っても効果がなかったとき(不純物がとれない)
- 芯が寿命のとき(使用から3~5年が経過)
ど素人の自分でも出来るのかなぁ?
先に動画を見ておけば、自分でも出来そうかの判断基準になるね。
Amazonでの購入者レビューでは、「思ったより簡単だった」という口コミが多かったです。
不安な場合は、以下の購入者レビューを参考にしてみてください。
芯の購入時は適合の確認を
使用している石油ストーブのメーカー・型式・年式によって、使用する替え芯が異なります。
間違って購入することがないよう、購入前に必ず適合表を確認することをおすすめします。
コロナ公式サイトには替え芯の適合表が記載されていなかったため、コメリのホームページをリンク先に指定しています。
以下のリンクから、サクッと確認できるよ。
まとめ:石油ストーブはメンテナンスが重要
我が家では、毎年シーズン終わりにタンクに灯油が残ったまま保管をしてしまっていました。
で、次のシーズンにそのまま古い灯油を使用。
そりゃ、不純物が蓄積して臭いも発生するわけですよね。
というわけで、同じような状況の場合は、記事を参考にから焼きを行ってみて下さい。
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